EC-CUBE4をMAMPにインストールする方法とインストール画面の設定方法

EC-CUBE Advent Calendar 201 4日目の記事です。

2018年10月11日に待望のEC-CUBE4がリリースされました。

www.ec-cube.net

その後、2018年12月3日に早速EC-CUBE 4.0.1がリリースされました。

www.ec-cube.net

そろそろEC-CUBE4を利用しているという話も聞きますので、 4日目はMacの方限定になりますがMAMPに対してEC-CUBE4をインストールする方法を書きます。 WindowsにもMAMPは用意されていますので、読み替えたら利用できると思います。

MAMPのダウンロード、インストール


MAMP & MAMP PRO

MAMPはダウンロードしてインストールするだけですので説明は省きます。
(記事の時点でMAMP PRO5.2を利用しています。)

MAMPをダウンロード後、インストールすると/ApplicationディレクトリにMAMPディレクトリが作成されます。 MAMP PROというディレクトリも作成されますが今回は普通のMAMPを使います。

php.iniの設定


ダウンロードしたらphp.iniのtimezoneの変更をしてください。
EC-CUBE4ではPHP7.1.3以上が推奨されていますので、 MAMPに入っているPHP 7.2.10を使います。

/Applications/MAMP/bin/php/php7.2.10/conf/php.ini

php.iniにあるtimezoneを

date.timezone = Asia/Tokyo

に変更してください。

EC-CUBE4のダウンロード


本来の目的であるEC-CUBE4をインストールしてみましょう。 本日時点でEC-CUBE4.0.1が最新なのでそれを想定して説明します。

早速下記URLよりVersion 4.0.1をダウンロードしてください。zipでもtarでもどちらでも構いません。

EC-CUBEダウンロード | ECサイト構築・リニューアルは「ECオープンプラットフォームEC-CUBE」

データベースの作成


事前にデータベースが必要なのでMAMPを実行し、phpMyAdminへアクセスします。

http://localhost:8888/phpMyAdmin

「データベース」タブを選択し、 以下のデータベースの内容を作成してください。

データベース名:eccube4
照合順序:utf8_general_ci

今回はEC-CUBE4のインストールのみなのでMAMPのデフォルトで設定されているrootユーザのままインストールします。

EC-CUBE4のインストール


ダウンロードしたEC-CUBE4を先ほどインストールしたMAMPのhtdocsにコピーします。
(解凍したEC-CUBEディレクトリ名をeccube-4.0.1からeccubeに変更します。)

/Applications/MAMP/htdocs/eccube

コピー終了後、ブラウザより

http://localhost:8888/eccube/

へアクセスしてください。

そうするとEC-CUBE4のインストール画面が表示されますので、「次へ進む」ボタンを押します。
「送信を承諾する」はチェックしてもしなくてもどちらでも構いません。 f:id:amidaike:20181204020821p:plain

権限チェックがされますので、問題がなければ「次へ進む」を押します。 f:id:amidaike:20181204020940p:plain

サイトの設定画面が表示されます。こちらはサイト名や管理者用メールアドレス等の情報を入力します。 f:id:amidaike:20181204021010p:plain

それぞれの項目の説明は以下の通りです。

  • あなたの店名 : サイト名
  • メールアドレス : 管理者用のメールアドレス
  • 管理画面ログインID : 管理画面にログインするID
  • 管理画面パスワード : 管理画面にログインするパスワード
  • 管理画面のディレクトリ名 : 管理画面のURL(4.0.1からはadminが利用できなくなりました。)
  • サイトへのアクセスSSL : httpsで接続させるかどうかのチェック
  • 管理画面のIP制限 : 設定すると決まったIPアドレスまたはドメインからしか接続不可能
  • メールの設定 : 4からはSMTPの設定しかできませんので環境に合わせて設定

下記は実際に入力した内容となります。
f:id:amidaike:20181204021026p:plain

入力が完了すると次はデータベースの設定となります。 f:id:amidaike:20181204021128p:plain

今回はmysqlを利用するのでmysqlを選択し、以下のように入力します。 f:id:amidaike:20181204021147p:plain

設定が完了すればデータベースの初期化を行います。 f:id:amidaike:20181204021206p:plain

完了しました画面が表示されれば、インストールは無事に完了です。
f:id:amidaike:20181204021225p:plain

「管理画面を表示」ボタンを押すと管理画面が表示されます。 こちらの画面では、先ほど設定したログインID、パスワードを入力し「ログイン」ボタンを押します。 f:id:amidaike:20181204021251p:plain

無事にログインできれば管理画面のトップページが表示されます。 f:id:amidaike:20181204021317p:plain

また、

http://localhost:8888/eccube/

へアクセスするとトップページが表示されます。 f:id:amidaike:20181204021343p:plain

3系から管理画面、フロント画面ともにイメージが変わっていますが、3系を利用されている方であればすぐに慣れると思います。

以上でEC-CUBE4でのインストール作業は完了です。

なお、EC-CUBE4はMAMPなどを用意しなくてもローカルで動作させる方法はあるのですが、 ドキュメントが見当たらないので見つけたらリンクをはっておきます。